店について

気付けば8日間連続で現場の作業でした。 どうやらエゾ梅雨も明けたみたいで気持ちの良い気候のなか、外で体を動かしての労働は気持ちがよかった。 7/21・22は雨予報なので工事は一旦休んで本業に戻ります。 接客の仕方を忘れているかもと心配ではありますが、移転セールも始めますのでどうぞお越しください。 もともと大して接客していなかったので大丈夫か。 ともかく移転後は店舗としての営業はしませんので、このチャンスにぜひ。 店について HITOHARIを立ち上げてわりとすぐに店を始めたので、かれこれ10年以上にわたって店をやってきました。 店をやめたくなったわけではないのですが、色々な理由でそうなりました。 理由1:土日に休みたい 子供が保育園に通うようになった。妻の仕事が土日休み。 以前はスタッフに土曜日は任せて、家族で休みを合わせたりしていたけれど、 スタッフも土日に休み希望パターンが多かったり、そもそも最近はスタッフいなかったり。 お店をやる場合、基本的には賃料が高いことが多いので、高い家賃を払って土日に営業しないのはもったいない。 理由2:テナントが無い 無いと言うと語弊があるかもしれませんが。 ここ数年で、札幌は安いテナントが減った気がします。 オリンピックや新幹線との兼ね合いもありそうですし、 札幌が成長した頃に建てられたビルなんかの老朽化のタイミングにも重なったのかも。 建て替えられたビルはなんとも味気なくて「ここでお店やるの?」という雰囲気の物件ばかり。しかも高い。 理由3:家賃を払うということ ここ最近の数件の物件において、たまたま大家さんとの巡り合わせが悪く、とても嫌な思いをすることが続き、 そんな人たちにお金を払いたく無い。と思ってしまった。 借りるのが嫌なら買うしか無い。でも街なかは高すぎて買えない。 と言う事で、手の出せるエリアへと移ることに。 ただ、安いから西区福井に決めたわけではないです。 山や川が近くにあり眺めも良い。それでいて札幌市街地からも遠く無い。 魅力に溢れた土地です。目に入る景色って大切。 理由4:経済性 札幌で店をするなら狸小路8丁目が1番!と思っていましたが、 残念ながら物を売る才能に長けておらず、高い賃料を払っただけの売り上げをあげることができませんでした。 タイミング的にも、狸小路に移ってから、北海道胆振東部地震があり、国際情勢の変化でアジアからの観光客が激減し、 新型コロナウィルスがありと、運が悪かったのかも。 今回は土地を買って工房を建てることになりましたが。 借りるにしても、工房としてであれば5000円/坪くらい。店としてだと10000円/坪くらいかなと思います。 店舗兼工房だと、どうしても広い面積が必要になり、15坪程度は必要。 「この部分は工房なので家賃さげてください」といっても通用しないので、 坪単価10000円の物件で2/3は工房で使うことになります。 仮に家賃15万円で月に75万円分の商品しか作れなかったら、商品の1/5は家賃てこと。高くね? もっと沢山作れば賃料の占める割合は減るけど、そのためには雇用が必要で、その人件費も高いのです。 (働く側からするともっと時給をあげてほしいというのは理解してます) じゃあ商品の価格を上げる?力不足でそれもなかなか難しい… ちなみに、今の賃料の8年分で、新アトリエの土地と建物が買えます。 理由5:庭がある 移転先には庭があります。 今後はアウトドア系のラインナップを増やしていきたい。 例えばテントや登山用のバックパック。 庭があるとテントやタープの試し張りができます。 フィールドが近いのですぐに山登りにもいけます。 新作(予定)のガーデニングエプロンも目の前の庭でテスト。 溶接機も導入予定なので帆布とスチールを組み合わせた商品も作れちゃいます。 庭って素敵ですよね! 理由6:健康 高い家賃はらって、人も沢山雇って、バンバンつくってドンドン売る! というのはなかなかしんどいです。 天災などで経済が止まっても、請求書は送られてきます。 (コロナの関しては助成金などがありましたが) 沢山の売り上げを出し続けるのは、僕の力ではなかなか難しく、どこかで無理をしないと難しい。 それはやりたく無い仕事を受けることだったりする場合もあります。 長時間ミシンを踏むことだったりします。 でももう体力が続かなくなってきました。 去年の今頃、産まれて初めて救急車に乗りました。 過労でした。死ぬかもと思いました。 そろそろ40歳になるので、気合で乗り切るとかできないと気付きました。 (一般的なの勤務時間くらいなら問題は無いですが) 移転したら勤務時間が短くなるわけではありませんが、 支出が減る分、体を動かす時間にあてたり出来たら良いなと思っています。 とまあ色々と書いてきましたがやっぱり店を閉めるのはさみしいです。 たとえば出張で知らない街に行った時、友人にお勧めされて入った店や、 たまたま通りかかって入った店での、人や物との出会いはすごく楽しいもので、 自分の店がそんな旅行者の(もちろん地元の人にとっても)思い出になる場所でありたかった。 カバン屋さんなんだけど、店の外には植物が鉢が並んでて、目立たないけどセンスの良い看板が置いてあり、 店の奥ではミシンが音を立てていて、店主の好きなコーヒー屋の豆が売ってて、 北海道の作家さんの器なんかも販売してる、そんな店と旅先で出会えたらまたその街に行きたいなと思う。 またいつかその時がきたら店をやりたい。 * 狸小路の店舗は8月までですが、移転先の工事を自分でしている関係もあり、営業日が少なくなっています。 また、天候によって工事のスケジュールが直前に変わったりする関係で、営業日のお知らせが直前になりがちです。 オンラインショップの発送も週に2日ほどしかできないので、これまでよりお時間をいただきます。 在庫切れになっている商品は9月以降にならないと製作できなそうです。(ご予約は承ります)
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